一方、江戸でわ.............




          「はぁ〜ったくよー、いいじゃねーか!別に。何処いこーがおれのかってだろぉ!」
          「そうじゃ、そうじゃ!!空いてる日ぐらい、楽しく過ごしたいもんじゃきー」
           二人の男が正座をさせられ、まさに説教中といったところだ。
         
          「だまれ!!銀時!坂本!別にお前らが楽しく過ごしてようがかまわん。しかし
           場所が場所だ。遊郭なんぞいきよって.......お前らは今の状況をわかっておるのか!!」
          
          「いいじゃねーかよ。銀さん、欲求不満なんだよー、あっちのほうでも戦争したいの。」
          
          「わしもじゃー!!わしらにとっての楽しく過ごすことは、これでもあるもんぜよ。」
          
          「だめだ。しかも最近この辺であの”紅の双狐”がいるらしい。こっちの仲間に入ってもらえば
           戦力も増すだろう。会ったら会ったで、呼び寄せんと.....」
 
          「じゃあ、なんでアイツだけいいんだよぉ!!!」
          
          「そうじゃ!!高杉じゃ!アイツはなぜいいんじゃ!不公平じゃのー桂は。」
          
          「アイツはもう知らない間にいないんだ!!まったく、どいつもこいつも、銀時!!!お前
           なんぞ、遊郭に行っても、もてないだろ。」
          
          「なんだとぉぉぉぉ!!おれがもし天パーじゃなかったらモテモテなんだからな!!コノヤロー」
          「フン。一生そういっておれ。それよりもおまえら話をスルーしたが、”紅の双孤”のこと知って
           いるのか?」

                        「「しんねぇ・しらんのー」」

                       「なんだと!!!しらんのか!!」

「なっ、何だよヅラぁ、なんかあんのか〜その”紅の倉庫”にはよぉ」

          「ヅラじゃない、桂だ。しかも”紅の倉庫”じゃない、”紅の双孤”だ。」

          「なんだぁ、漢字ちげぇだけじゃん。あってんジャン。」

          「それでは、”紅の双孤”がどっかの血に塗られた建物みたいじゃあるまいか!!」

          「ごちゃごちゃ....うっせぇーなぁオイ。お前は京の女かコノヤロー」

          「うるさい。女子はみんなごちゃごちゃ言うもんだ。だいたい「あはっはっはっはっはーー
           桂も金時もおもしろいのー。どんどん話がそれていくきー、で、その”紅の双孤”は何者なんじゃ?」

                 「....紅の双孤とは、この辺で今、天人を倒し続けている女子のことだ。」


                        「「女ぁぁぁ!!!!」」

          「おい!ヅラ!いくらなんでも女は無ぇよ。あんなうじゃうじゃ出てくる奴等をよぉ、女みてぇ
           な弱ぇ奴が、ありえね「あら。女を甘くみたら死ぬよ。銀髪。」

                         「「「!!!!」」」

               気配もしず、一本の刀をもって、銀髪の男の喉の前に刀をつきつけている

                          女が立っていた。