昔の昔、ここは戦場。一人の少女が立ち尽くす。
      
      
                   周りは人ではない

   一人の少女を囲う


          「これで何度目か....よくも俺たちの仲間を殺してくれたなぁ

                     妖術使いよぉ」

    「お前らのほうが、多くの命を奪ってるのに...そんなこといえるね...この天人が....」
   「アッハッハッハー。なぁ〜に、殺してんじゃねーよ。遊んでるだけだ。しかしなぁ、あまりにも
    お前ら人間どもが弱すぎるから、いつの間にか死んでんだろ。」

   「許せない....」      「おぉ、わりぃわりぃ。そういやぁ、お前

                人間じゃなかったなぁ
   
        
                  ”化け物”」

          「!!!、その言葉、あんたらにそのまま返してやる!!!」

                 少女の両手が光に一瞬包まれた。

「その手かぁ、妖術の正体は。なら、切り落とすまでだぁぁぁ!」
         
              一人の天人が、刀を振り下ろす。


              ガキィィィィィィィィィンンンンン!!

       「なっ!?なんだ今の音は!?俺は、手を「無駄だよ。私の手は切り落とせない。逆に」
    
                     ドロォ

    「ま...まげただとぉぉぉ!!」
               
            「情報不足だったみたいだね..私の力は、

             この世界にある、あらゆる金属を操る力だ。」
    
    「ふっ、ふざけんな!!殺れぇぇぇぇヤローども!!」

              わぁぁぁぁ   やぁぁぁぁ
           
            一斉に襲い掛かる
    
                しかし、

            「無駄だっていってんでしょうがぁぁぁぁぁ!!!!」

   次々に倒れていく天人。  まげられた刀や軌道を変えていく砲弾

           自分の武器で死んでいく天人の中で、

           今日も、生臭い血の中で一人立ち尽くす少女。


                  名は 
 
                 

                =1話 昔話=