「お前はそんなこたぁ、思ってねぇだろ。」



   「なんで面をつけねぇか。そりゃぁ、お前の泣き顔見た大将ってやつがあまりにも悲しいツラしてたんじゃねぇか?
  なんで名前いわねぇかは、名前呼ばれると自分が仲間になったような気になるから。なんで墓作っているか、それは
   過去の仲間と照らし合わしてしまうから、ほかっておけねぇんだろ?そして、なんで仲間をつくらねぇかそれは







           一気に仲間を失って怖かったから.......痛かったからだ。」 そうだよなぁ......。これ、つらよなぁ。

        「血も出てねぇのによぉ、自分のなかでズキズキすんだよ。」痛ぇもんなぁ.....血なんざでてねぇのによぉ。

       「なら......1人でいる方がマシなんじゃねーかって、もうゼッテェもたねぇ仲間なんてって」
  
                          そうやっていったら

           「........うるさい...............そんなんで私のことを知ったような口利くな!!!!!
        分かるか!!!!!目の前で一気に自分の仲間失って!!!!!自分だけ生き残って、自分の事
        化け物扱いしない人たちが!!!!そんな風に思ってくれた人たちが!!自分の力がもっとあれば!!
        助けれたのに!!幼いころから、家族も!!親戚も!!全て失って、それでやっと出来た仲間を!!
        たった一日でいなくなって、会えなくなってしまうことがどんなに辛いか

 
                         お前なんかにわかるか!!!!」

                 だけど、お前はそれだけじゃなくって


                    もう1つ重荷がのしかかってて

                  重くて、重くて、叫んでいるんだろう?

             俺なんかの言葉では、気休めにもなんねーかもしんねぇ

                      だけど

             「わかってねぇのは、お前だ。」    「なっ!!!!!」
      
         「そんな思いしてんのは、お前だけじゃねーんだ........この戦争に参加してる人間は、ほとんど
         そんなやつらだ。天人にいろんなもん取られて、とりかえしのつかねぇもんもとられて、それでも
         とりかえしたくて......そんなやつらばっかだ。それにお前を化け物扱いしねぇやつらなんて、まだ
         いんだろ?少なくても、俺はそんなこと思ったことなんざねぇよ。」

             本当だ。そんなこと思ったことねぇよ。

         「しかも、その大将ってやつ、つらかったんじゃねぇか?お前が親父のように見てた人だろ。
        お前がそう見てんなら、あっちもお前のこと娘みてぇに見てたんじゃねーか?
        大将は、お前の泣き顔なんざいらねぇ。いつでも笑っててほしんじゃねーか?なら、
        そんな面かぶって笑顔まで消す必要なんざねぇよ。」

        俺も今、つれぇよ。お前がどんな顔してようが


        なんだか、泣き顔がしっかり見える様で.....。

        「助けてくれ」って叫んでるみてぇだ....。

    だからよぉ「だから、泣いた分。二倍笑ってろ。そしたら大将ってやつも、許してくれんじゃねぇか?」

               俺も見てみてぇな。 素顔が。なんでかは、わからねぇ。けど、

         「.......なんなんだよ........お前.....私は、もうあんな思い、うんざりなんだよぉ。
        また、みんな一気にいなくなっちゃうんじゃないかって......一人でいようとおもったの、
私にとって大きな決断だったんだよ?....なのに、なんでそんな決心のにぶるようなこというんだよぉ.....。」


          もう。くるしまなくていい。大丈夫だ。

         「おい。仲間ってもんは、いつの間にかできてるもんだろうが。それに、俺らを甘く見んじゃねぇ。
        そんなヤワじゃねーよ。それでもまだ、そんな変に曲がったでっけぇ決心なんざ抱えてんなら、
        おれがいつでも下ろしてやるよ。人間。なにがなんでも背筋のばして生きてろ。」


              「!!!!.....ひっく.....グズン....」


          「最後の質問だ。お前は仲間。欲しくねぇのか?」


                        こっちに来い!!


               俺は、お前の笑顔が見てみてぇから。

           「........うっ......ヒック.....欲しい。欲しいよチクショウ。」
                      やっと面を取った。
            そして、彼女の素顔を見た。白くて、すらっとしてて、目はたくさん泣いてたから赤いけど

                         すっげぇ


                        きれいだった。

            俺は、照れ隠しもふまえて、「やっと本当の事いったな、コノヤロー。」っていって

                        抱きしめた。

           「ほらよぉ、銀さんの胸貸しといてやっから、今日は思う存分に泣け。そして2倍笑っとけ。」
                       
         「!!!.....うっうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

             明日が楽しみだ。笑顔にたどり着ける。

                   そして、落ち着いたころ、

          「落ち着いたかぁ?今日から2倍笑ってろコノヤロー」
           「うん。.....でも笑えるかなぁ......」
          「笑えなかったら.....ほら、坂本にコツ聞いとけ。あいつは年から年中わらいっぱなしだから。」

             あいつなら、大丈夫だろう。
          「うん。そうする。ねぇ銀時....」  「ん?」

                  「ありがと。」

         やっと見れた。すっげぇきれいに笑いやがる。疲れもふっとぶっていうのは
         こんな感じだ。「/////お.....おう。」っていったけど

                     顔、赤いだろうなコレ。


                       まだ、俺は、


                    彼女に対しての感情が膨らんできているのを



                      気づいてはいなかった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
銀時バージョンです。くさいです。すんません。
わたしの文才のなさで......本当にすんません。
そして、予告道理にしなかったのもすんません。
謝ってばっかですが、今度こそ高杉いっきま〜す(笑
感想。できたら、BBSに書いていただけるとうれしいです!!!



戻る