ある日の夜、いつものように戦が終わって

              今日も少ないとはいえ数人死んでいった。


          みんなすこしずつやつれていっていた。


          そしてあまりにも敵の強さに恐れる人も少なくはなかった。



        アイツはいつものように墓を作って


                  「ごめんね。」っていっていた。




                 帰ってきたアイツに

            数人の侍が言った。

             「お前.......本当は人間じゃねーだろ」


                「!!!!!!」
      「そうだ!!いつも帰ってくんの遅ぇし、じつは天人と繋がってんじゃ......」

            
       「おい!!何を言っておる!!双孤は!「黙っててください!!桂さん!」」
       ヅラが止めにはいったが、彼らは言い続けた。

       「そうだ!!化け物みてぇな力もみんな天人だからじゃねーの。」


      その言葉で     彼女の中の     何かが落ちた。

      「.......うるさい......あいつらなんかと一緒にしないでよ!!!  
       私だってこんな力.....欲しくて持っているんじゃない!!
       無くせるもんなら、なくしたいわよ!!!こんなもの!!!」

      アイツの手はわなわなと震えていた。今にも手をだしそうだった。
     「お前はその力で俺たちを狙ってんだろ?こっちはなぁ、いつやられるかわかんねぇ
      んだよ!!お前みたいな、化け物によぉ!!」

              「!!!!」
      この男はみんなと同じ「このまま自分も殺される。」と思っているうちに
      警戒心がたまってきてんだろう。こういうやつは、色んなもんを疑っちまう。
      特に最近入ってきた双孤は疑うだろう。

                 しかし、アイツにとっちゃぁ
        

            一番傷つく言葉だったんだろう。
     アイツがあんなにいわれて手も「殺すぞ。」も言わなかったのは、初めてだった。


           あいつはそのまま森の中へ走り去っていった。




    ヅラが追いかけようとしたが、この暗い中、無茶苦茶に探しても見つからない。
     それに危険過ぎだった。


                 三時間くらいたったとき



              あいつは屋根の上にいた。


      みんなは寝ているから気づかねぇだろうが、オレは少し気になって
      屋根の上に行ってみた。
                  そしたら


               あいつがいた。

     「いればいっか」と思い引き返えそうとしたが



                引き返えせなかった。




                あいつが


                声を出して


               泣いていたのを



               見ちまったからだ。








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三話完成!!!さぁさぁ、どうなるんでしょうか!?
ここから銀さんの見せ場なのに、ちょっといいとこで区切っていこうと思います。((笑
この事件後、名前変換大有りなのでしばし待っててください。
ほのぼのになって、またシリアスになって、甘甘にしたいと思います。
感動作品になるといちばんいいのですが.....(文才なくてすんまそん....)
では、これから、盛り上げていくんでよろしくおねがいします。


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